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日本の「電化製品・精密機器」はもはや注目されていない?

小さい頃に叩き込まれた「日本の電化製品・精密機器は世界一」、日本のメディアは今でもそのように報道しているところもありますが、海外ではそんな風に思われている気がしません.

  • 高性能なもの ⇒ Appleのような最新鋭の技術を使った製品
  • 安いもの ⇒ 中国・韓国の製品

日本のアイデンティティはどこへ?日本って「モノつくり大国」なんじゃないの?私が唯一言われたのは「日本の製品は高い」。これが今の日本製品アイデンティティ

海外で見かける日本製品Sonyスマホか一眼レフくらい

私がヨーロッパで見る日本製品Sonyスマホ一眼レフカメラくらい。そのよく見るSonyスマホでさえ、アップル、サムスンの次。むしろ最近はASUSやHUWEIに負けてるんじゃないかと思うくらいのシェアです。

確かに日本の電化製品は高性能だと思います。例えば白物家電、この性能差といったら天と地くらいあります。ヨーロッパの冷蔵庫や電子レンジは日本で数十年前に使っていたくらいの性能しかありません。でもみんなそれを使います。日本の白物を使っている家を(私は)見たことがありません(東芝はちょっと見たかも)。

日本のメーカーはこの現実を受け止めないといけません。世界では売れてない。日本人も「日本の製品は世界一だ」という認識は改めないといけません、「日本の製品はユニークだ」くらいに。売れることが正義だとは私も思いませんが、ちゃんと現実を見ないと、近い将来、特にメーカーは大変なことになると思います。日本だけのマーケットでやっていくなら話は別ですが。

IoTによりモノつくりが再び脚光を浴びる時代に突入・・・日本の復権はあるか?

最近、毎日のように目にする「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」。これだけ騒がれているんだから、絶対これからのキーになる産業だと思うし、実際にもう幾つもの製品がリリースされています。IoTはインターネットとモノの組み合わせ、News Picksの編集長・佐々木紀彦さんの著書「日本3.0」では、モノつくりが絡むこの分野は日本に勝機がある!と力説しています。

日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)

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 確かに勝機はあると思います。売れている売れてないは別として、日本の製品のクオリティや信頼性は未だに評価が高い。IoTが生活の中に深く浸透するには、このクオリティや信頼性は一つのキーワードになると思います。だから、日本の復権に期待したい!でも、今までどおりにやってもダメ、実際に今失敗(以前から比べると失速)しているから。ちゃんと現実を受け止めて、やり方を変えていかないといけないと私は思います。

まとめ

まずは国内から見た日本と、世界から見た日本のギャップを認識しましょう。テレビで良く見かける「日本賞賛番組・日本すげぇ番組」は日本国民をミスリードしています。そして、そのギャップを踏まえて、既存のやり方を変えましょう。今と同じやり方では、いくら得意のモノつくりが絡むIoT時代が来るからといって、日本の復権は難しいでしょう。「日本はもうダメだ」なんて思いません。しかし、上に書いたような誤解をしたままだと日本の産業に未来はありません。