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同僚に「イノベーションが起きる可能性ってどうやったらわかるの?」と聞かれた

突然そんなことを今いる会社(ヨーロッパ現地の会社です)の同僚に聞かれました。

彼はドキュメントを作っていて、タイトルが「How to select innovation」とか「How to manage innovation」とかそんな感じでした。まずそれを読まされて、「どう思う?」と聞かれたので、ちょっと何言ってるかわからない(サンドウィッチマン風)と先制パンチを食らわせ、もう少し詳しく聞いてみることに。

 どうやら彼は、あるアイデアイノベーションを起こす可能性があるかどうか(イノベーションを起こせるだけのインパクトを持つアイデアであるかどうか)の基準を考えたいらしく、それをもってボードメンバー(役員さん)にプレゼンしたいらしい。

僕はあることないこと(無いことは言わないか)、自分が思ったことを言って,多少は参考にしてくれた様子。

Let's リーンキャンバス

その中で僕は「リーンキャンバス知ってるよね?あの項目を元に基準作ったら?」と言ってみたら、知らないとのこと。なので僕の知ったかぶりリーンキャンバス講座をしました。リーンキャンバスはアイデアの仮説検証ツール、だからリーンキャンバス作成時に議論した内容はボードメンバーへのプレゼンにも使えるだろうと思って。
彼はリーンキャンバスに興味を持ってくれたようでした。ふぅ、日本にいるとき、前の会社の先輩方とこの手の勉強会をしておいて良かったと思いました。せっかくだから復習でもう一回本を読み返そう。

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

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 てかエンジニアからイノベーションを起こさないとね

(コンテキスト:私はヨーロッパにある会社に現地採用でソフトウェアエンジニアとして働いています。所属はR&Dです)

今ヨーロッパ現地の会社にいるにも関わらず、言葉が十分にできないので、当面は開発の仕事がメインになると思ってましたが、やはり研究部門にいる以上、技術だけでなくマーケティングやビジネスアイデアに関する仕事も切り離せないなと思いました。私のいる会社はとても小さいので、自分は研究開発だけやっていればいい、誰かが考えてくれるだろう、では済まないみたい。

これは備忘録

このディスカッションの中で、ボードメンバーに技術の話しても通じないし、正しい判断は期待できない、じゃあどうしたらこのアイデアが大きなインパクトを持っていることを伝えられるか?例えばボードメンバーと我々エンジニアの共通言語は何だ?という話をしました。二人の答えは、「イシュー(課題)」、でした。

そうだよね、イシューなら技術の話抜きでも通じるし、イシューの大きさがイノベーションと呼べるほどの規模のポテンシャルを持つかどうかを表すといっても過言ではない。プロダクトに関わるみんながイシューを常に頭の中に持っておき、それを元に方針を立てていかないとなと再確認する良い機会でした。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 それにしても・・・

うわさに依れば、欧米人のほうがヴィジョンを示すのが上手い、つまりは上のイノベーション云々の話が上手いと思っていたのですが、そうでもないのか?

議論した彼は現在50歳くらい(正確にはわかりません)で、ずっとエンジニアだったからあまりそういうことを考えていなかっただけ?ボードメンバークラスになると確かにヴィジョンを話すけど、自信たっぷりで話すわりに説得力がまるでない。。

変な会社に来てしまったのかもしれませんね。